チャレンジャーの軌跡

第6回「転機〜それぞれの会社から学んだ事」(後編)

2008/10/02

インタビュアー:有政 雄一

vol06-01

経営者の顔が見える会社・海外の仕事が出来る会社という2点を主眼に置き、次の会社を探し始めた。就職環境は相変わらず厳しかったが、いくつか内定をもらうことが出来た。

彼が最終的に選んだ会社は、その中で最も小規模な創業10年目・従業員10名強の食品商社だった。
営業として採用され、海外出張にも同行しながら仕事を覚えていった。ワンフロア−で社長の息遣いまでわかるような環境、法人相手の仕事、商社という事業の仕組み、全てが新鮮で楽しかった。そのうち仕事振りが認められたのであろう。経理の仕事も任されるようになった。それぞれ仕事を通して会社・事業を違う切り口から見る事が出来たことは貴重な経験となっていった。

vol06-02

会社はそれなりに儲かっており働き場所としても悪くは無かったが、一方でこの会社が創業10年以上経っても大きくならない理由があるように思えてきた。

社長のエゴ?非合理的な仕事の進め方?言葉にするとそういう表現になる。確かに内部から見ればそうかもしれないが、もう少し引いて会社を見たとき、違うものが見えてくるように思えた。成長する会社と停滞する会社もしくは縮小していく会社がそうなる要因は何なのだろう?...会社の事・事業の事をもっと勉強したいと考え始めた。

vol06-03

色々な本を読んでいるうちに、ある著名な経営コンサルタントの本に出会った。
挟み込みにその人が運営する私塾の案内があり、早速その説明会に参加した。

説明を聞くうちに起業家育成のビジネススクールもしている事がわかった。結果的にそれが転機になった。初めは受講生として、後にボランティアとしてスクール運営に参加するようになった。

彼は現在、そのビジネススクールの責任者として、プログラムの企画から講師交渉・資料作成・プロモーションまで手掛けるマルチぶりを発揮している。過去2社で学んだ事は彼の提供するプログラムに深みを持たせる要因となった。

vol06-04

セオリーと現実、成功と失敗。事業プランと実行段階でのギャップや障害...。
プログラム内容だけでなく、もっと多面的に事業創出のバックアップをしていきたいと彼は言う。

彼は一度、前々職の会社の経営者を講師として招いている。創業から成長・繁栄、そして会社が無くなるまでのプロセスを、経営者の視点から見ていくことは、起業を目指す人達にとって大きな意味のあることであろう。またそれは、その経営者に対する恩返しなのかもしれない。

株式会社スピリッツは、20代・30代で転職、海外で仕事をしたい方を支援致します。

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